骨まで愛して

2016.01.22 Friday

年明け最初の投稿となります
今年こそ あぁ今年こそ、今年こそ などと、毎年年頭にゃ「ブログ更新の頻度をあげるぞっ( ̄Д ̄)ノ」と息巻いておるわけですが、
ここ数年、概ね春を待たずして挫折しておるわけですが、今年はちょっと本腰入れて頑張んなきゃなと思う次第であります
いやいや、ホンと真面目にやります(´・ω・`)


ご挨拶もそこそこに、先日御葬儀のご注文で近所の葬儀会館へ商品を納品しに行ったときの出来事で一席

いつものように台車に生花を積んでエレベーターに乗り、会場へ向かいます
会場にはすでにお花がたくさん飾られていた(御供えされていた)わけですが、それ自体はそんな珍しいことでもない
いっこだけいつもと違った光景として、ウチと同じくよそから届いた花の前で、会館担当者さん・アシスタントさんだけでなく掃除のおばちゃんまでその花を囲んでなにやらいろいろ話し込んでらっしゃる
なんだろうねぇ?と思いつつ、商品を設置していたら担当者さんが「正花園さん、これって何の花?」ときいてきました
『?』と思い、確認するとSPカーネを紫に染めたものが挿してありました
紫のカーネそのものはさほど珍しいものでもないんですが、染めた紫ってのはこれまた一味違った異次元の花色となります(笑)

『あー、それ染物ですよ。』と答えると「へぇぇええええええ!!」って一同びっくりされました

そうか、我々現場の人間にとっちゃさほど珍しくもないものでも、そうでない方々にとっては珍しく感じるんだなと改めて思ったわけです
「はぁ〜〜〜、手を変え品を変えよくやるよねぇw」とおっしゃった真意は測りかねますが(笑)、なんせそういうこと

で、お話はこのやりとりの後日談となります

つい先日、同じ会館へ別の御葬儀へ商品をお届けした時のことです
たまたま担当者さんがこの間の担当者さんと一緒の方だったんですが、その方が渋い顔をされながら「正花園さ〜ん、やっぱしあの染めた花ダメだわ」とおっしゃる
これまた『?』と思い理由を訊ねると、
「いやね?飾っておく分には葬儀用供花としちゃけっこう目立っていいと思うんだけど、、 お骨に。。色が。。(汗)」
『は!!!??まさか!!???((( ;゚Д゚))) 』
「そう、あれが珍しいからって御棺に入れたまではよかったんだけど、火葬場で焼き上がったの見たらさ。。 お骨の花があったとこの部分が紫色に。。((( ;゚Д゚)))』
『ええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!(°д°;;)』

これはさすがにショックでした
最後の最後で取り返しのつかないことってまさにこれだな。。と(怖)
色がついて、なおかつ焼却定着ですから、まさに焼き物の絵付けと同じ けして取れません
もう怖すぎてその後どういった対処をされたか?まではきけませんでしたが、ご親族の心中を思うと。。。((( ;゚Д゚)))

そりゃね、故人が生前、紫が好きで好きで仕方ない(人´∀`*) って方だったのなら本望やと思うんです
でもそういう人の方がおそらく圧倒的に少ないじゃんね(汗)

みなさん、染めた花もキレイですが、けして御棺には御供されませんように
天然発色でも十分に紫も青もあります(苦笑)

ルールとマナー

2014.08.04 Monday



最近、お客さまだけでなく同業の方からも多く寄せられる質問で、「産地見学ってどうすればみれるの?」と聞かれることが多くなりました

いろんな品目についてまーそりゃいろいろと見学する内容はいろいろあるわけですが、とりわけ何が大事か?って見学するにもそのアプローチ(手段・方法)が大事になります
今回、一応ボクの得意分野であります【バラ】について見学の手段とマナーについてお話させていただきます

産地を見学するには大きく分けて三つの方法があります

・産地見学ツアー等を実施している産地さんを見学する

・市場担当者に橋渡ししてもらって、担当者と同行もしくは単独で見学する

・産地さんと知り合いになって、なにかとツテをたどる


まぁこんな感じだと思います(笑)

個人的には二番目が一番の近道であり、流通の道理(原理)に照らしても一番望ましい容だと思います
ただしこれはなんらか花き業界に関わっている片向けの方法になります
三番目はもっとハードルが高いかもしれません 自分の親・親戚 はたまた、学校の知り合いないしご自身のお子さんがたまたま産地さんのお子さんと同級生だった♩みたいなミラクルがない限り難しいかもしれません

特に一般の方にとっては二番目も三番目もきわめてハードルは高いものだと思います
そこで一番目に目を向けてみますと、web等で検索してみますと意外なほどヒットします
多くはお花屋さんの企画としてというのが多いみたいなんですが、中にはバラ園さんが独自に開催されている見学会もあるみたいです

こればっかりは常にアンテナをたてて情報収集につとめるか、仲良くされてる花屋さんを口説くか?あたりになってくると思います

さて、上述三つのアプローチ以外に実はもうひとつアプローチがあります
突撃 というものです いわゆるアポなしの訪園のこと

ハッキリ言って、これは完全にルール違反でありマナー違反であると承知すべきです
いや、もっと強い口調で云ってもいいかもしれません 禁じ手です 禁忌です(キッパリ)

ガーデンローズを生業とされてらっしゃる産地さんであれば、あるいは。。?もあるかもしれませんが、国内のバラ生産農場の約7割以上はカットローズ(営利栽培切りバラ)の産地になります
こうした産地さんは既存の種苗会社から苗を購入し、パテント料を支払い、各々の栽培理念・方針に則って日々バラと向き合ってらっしゃいます
つまり、一般のお客さまでバラを趣味とされ、また品種を収集されてらっしゃる方にとっては文字通り秘密の花園といっても過言でないような場所でもありますが、残念なことにそうした方々の中には産地に行けば苗を分けてもらえるかもしれない とか、あわよくばタダでもらえるかもしれない といったお考えの方も散見します
産地さんからすれば、製品(カットローズ)を購入いただきたいワケで、こうしたアポイントなしの来訪はおうおうにして芳しいものではないのです
そりゃそうです
自分は種苗元から苗を購入してるだけでなく、パテントを払い、さらに栽培に関する資材・労力を注ぎ込んで大きな株を作り上げてる訳ですし、それを維持するためにも莫大な費用をかけて栽培されてらっしゃるわけです
仕事中にふらーっと現れて、苗売ってくださいなんて、自分が相手の立場に立ったら絶対言える訳ないような雑言といえるでしょう

それから大切なのは、いざ見学の機会に恵まれた際のマナーについてです

郷に入れば郷に従え という言葉があります
圃場にも郷然としたルールがあり、そこへ迎え入れてもらった者としてのマナーがあります
これをしっかり遵守できさえすれば、きっとガーデンを趣味とされる方でも、純粋に切りバラを楽しみたいと思ってる方でも、もっといっちゃうと花屋さんなら販売にもっと厚みが増すこと間違いなしです

というワケでこのマナーについては次回のお話にします
 

一日でも長く、最後まで咲き切らせる

2014.02.18 Tuesday

 今回の2013年印象に残ったバラはこの子です

咲いてんじゃんと思われるかもしれませんが、これでまだ六分咲きといったところです
満開になるともっと芯が立ってきて、オレンジからピンクへのグラデーションが楽しめます

比較的管理が苦手な方でも無理なく咲く性質をもってるので、バラが苦手という方でも十二分に楽しんでいただける品種だと思います

さてさて今回は、その切りバラ管理(品質保持)についてのお話しです

バラに限らず、どんな花でも花屋さんとかどっかで花を購入したとします
せっかく買ったんだから、一日でも長く楽しみたいってのはそりゃ人情ってもんですよねw

特にバラは、残念ながらあまり日保ちのしない花という認識が未だに高いようで、お店でお奨めしても難色を示される方もまだまだ大勢いらっしゃいます
完全に日保ちさせたい!ということであれば、これを確実に実施していただければ、間違いなく一週間は保障できる!という項目があります

まず、お店でバラを買ってからの管理について有効な管理方法を列記してみることにします

 _峇錙奮茲韻覯嵒單)の内側をしっかり洗浄・滅菌してから水を張る

◆ヽ茲運紊砲倭度保持剤(糖分とバクテリアを抑制する成分の入ったサプリメント)を、推奨稀釈度を順守して投入する

 切り口を必ず新しくしてから活ける

ぁヾ暖差の激しい環境への設置を避ける

ァ〕佞鰤水させない

と、細かいことを書き出すとキリがないんですが、大まかに上記五点に留意いただければ、まぁ品種にもよりますが今時期でしたら間違いなく一週間どころか十日か二週間は間違いなくお楽しみいただけます

それでも です

「いやぁ〜、分かっちゃいるんだけどなかなかそこまで手がかけらんないんだよね〜〜ww」って方もいらっしゃいます
そりゃそうです(笑) お気持ち、よーくお察しします

では、特にこの五つの中でどれが一番重要なのか?という部分についてつっこんでお話しするとします

鮮度保持のアプローチとしてですと、意外と考え方が専門職にあっても区々ですので、一概にこれだという事は断言しづらい部分もあるんですが、ボクの考えですと,最低最大条件だと確信してます

バクテリア云々だとか、糖分がとか栄養がとかの話をすると、なかなかお客様にお伝えしづらいコトが沢山あります
わかりやすーく説明すると、みなさんお風呂に入られる時って必ずお湯を張る前に浴槽を洗剤で洗ってからお湯張りしますよね? それと同じことです(笑) 

人が気持ちいい環境とバラが気持ちいい環境って、そうでない部分もたしかにありますが、一致することも意外なくらいたくさんあります
比喩と擬人化でバラの日保ちって簡単かつ低予算でいくらでも改善することができます(・∀・)

北国育ち

2014.02.16 Sunday

 去年印象に残ったバラって一口にいっても本当にいっぱいあります  品種検討会や当店ばら祭り等で初めてみたものもいっぱいありますし、産地さんの圃場へ視察に伺った際にこっそり目にしたお宝もありますし。。(勿論、後者はご紹介はできませんが。。)

年間、シーズンデビューする品種は約200種弱ほどにもおよぶため、挙げだしたらキリがないわけですが、これは絶対外せないでしょうっていうのがこの子です

試験種でして、産地さんから依頼されて昨年一シーズン通して何度か手にしました
試験種なので名前はありません いわゆる番号品種というやつです
天女の羽衣というか、ヒラヒラ具合が極めて美麗な逸品 香りも酸味の強いミルラ香なんですが、いっこだけ問題があります。。
そのために、商品化はひょーーっとしたらされないかもしれません
試験のまま終わっちゃう可能性が今のところ五分五分
その問題がなければ間違いなく多くの方のハートを射止めること間違いなしなんですけどね 惜しいです


さて、先週末から今週にかけて列島(特に太平洋沿岸)は未曽有の大雪にみまわれました
とくに関東方面のそれはかなり深刻な被害をもたらしているみたいです
物流はもちろんのこと、産地さんの中ではハウスが押しつぶされてしまったりですとか、ただでさえ燃油高等で苦しい経営状況の中にあってさらにダメ押しとなるような出来事ばかり。。

この先、二月後半から四月初めにかけての大需要期に確実に花が足りなくなることが懸念されます
なんだか本当にやるせない気持ちにふさぎ気味になりますが、どうにか気持ちを盛り上げていきたいもんです
 

もうすぐバレンタイン

2014.02.12 Wednesday



昨年までは年末に【○○年、印象に残った花】ってシリーズを年末企画で記事にしてたんですが、ご承知の通り完璧にタイミングを逸してしまったので、しばらく記事の冒頭でプチコーナーでご紹介させていただきますm(__)m
けっこう、これ楽しみにしてた人多いみたいで。。 申し訳ない(汗)

気を取り直し、まず一発目 この子

某品種の枝変わりなんですが、おそらく今年(2014年)後半もしくは再来年にはけっこう出会う頻度が高くなるんじゃないでしょうかね

色合いは画像のコレ、けして大げさでもなんでもありません
加工もゼロです 枯れた感のあるみずみずしさ。。というか、見る時のメンタルが反映されやすい顔だと思います
がっかりしてる時は枯れた感じ なんだか嬉しい時は素朴な暖かさを感じたり とかとか(笑)
本来、品目問わず花を眺めてる時ってのは、大なり小なりその時の気分が反映されて心にうつります

茶バラってそういう意味じゃ、マニアックですがそれらが反映される度合いが他と比べて強いように思います
よほどのことがない限り、本ブログにて品種名の表記は控えさせていただきます 理由は当店のブログならびにFLOWERNOTEを違法増殖・違法転売のネタにしている輩が後をたたないからです
楽しみにされてらっしゃる方には申し訳ありませんが、なにとぞご理解くださいm(__)m ボクも本当にいい迷惑です



気持ちが反映される といえば、もうすぐフラワーバレンタインです

これまでのバレンタインはある意味チョコの日(笑)
女性が男性に愛の告白をする日 みたいな感じだったワケですが、これからはそうじゃなくて男性からもガンガン攻めて攻めて攻め抜く気概を持て!(ということじゃないみたいですが。。)といった感じで、本場欧米のそれに則り男性からは女性へお花を贈る機会にしましょうという趣向のものです

花のギフトってね、
ありふれてるようですが、これが意外ともらえる機会って少なかったりするんです
なので、それがほんの一輪だけだったとしても相手に響く愛の破壊力は底知れぬものがあります(キッパリ)

「オレぁ、そんなの柄じゃぁねーんでさぁ」なんて恥ずかしがらずに! ぜひぜひに是非! お願いいたします(・∀・)