嵐の海に船を出すことばかりが勇気ではない

2016.05.20 Friday

少し間の空いた話題ですが、今年の母の日も無事に終了しました

今年は8日が母の日という、GWとほぼ直結した空前の前倒し物日となり、まさしく母の日マラソンみたいな年回りとなりました

例年、当店の母の日は切花7割・鉢花3割みたいな割合で母の日商戦をむかえますが、GW前半でお買い求めされるお客様は、きっと母の日当日も間違いなくキレイであろう、鉢物をお買い上げいただけるのでは?という皮算用のもと、鉢の比率を1割あげて6:4体制で臨みました

ま、ふたあけてみたら。。 結果的にはほぼ例年通り(早かろうがなんだろうが、ウチにお見えになるお客さまはやっぱし切花をお買い上げになるw)でした(笑)

えー、さて

「切り花に特化したお花屋さん」を謳う当店は例年、母の日ともなると事実上のカーネーション祭りとも表現できるくらいの、多種多様な品種数を店頭展開しておりました
毎年、概ね50〜60品種強くらい

で、今年

それ止めました(´・ω・`)

理由は下記の通り

‐綵劼砲△襪箸り、鉢の需要の方が高いのでは?ということ

⊂材(カーネーション)の高騰

と、大まかにはこの二点

それと、大きな試みとしては、これまでは地元の産地さん(愛知県産)のものをメインに扱っていたのですが、
予対品(事前予約買付品)を除き、入荷産地を大変更しました

理由は下記の通り

々發

△發辰箸いせ挫呂棒擇蠡悗┐

と、こんな感じです

それ以外の汎用商材はすべてコロンビア産

毎年、輸入カーネを引っ張るにあたって不安なのは品質(特にインロール(花弁が内側に巻き込んで萎んでいく症状)や葉・茎枯 等)なわけですが、ここ数年来、ロジスティックの充実や栽培現地でのスキル向上もあり、品種にもよりますが、ほぼ国産のそこそこのものとそん色はなくなったと思います
むしろ「こっちの方が。。」という場合もちらほら

いずれにしろ、
なぜこのような決断に至ったかというと、相当根深い軋轢がありまして

コスパという言葉があります
コストパフォーマンス
いわゆる値打ち感というやつです

安けりゃいいとか、そういう事ではなく(名古屋の人間はよく「お値打ち」を使いますが、たいがい「廉価良品」特に「廉価」であることに美徳を求める傾向があります)、かかったコストにみあった出来栄えであるかどうか?という部分を大切にしました
カーネーション産地さんにとっては、そりゃ年に一度のお祭り騒ぎになるわけですから、普段はとってもいいものを作ってらっしゃる方でも、多少なりはいつもどおりの品質に満たないことがある。。というのは、ホントはイヤですが理解できなくもありません
なにが不満かって、普段より品質が少しばかり下がってるのに、仕入れ値が倍化することです
つまり、価値と価格のつり合いがぶっ壊れてるんです

花はお野菜とかと一緒で、価格も天候や需要によって乱高下します
でもそれを店頭価格に正直に反映しすぎちゃったらどうなっちゃうでしょ?
コストだけを追うなら、仕入れは輸入品一択になります
でもでも、やはり国産のいい商品を知っており、なおかつ、普段はそれを店頭にならべているのに、肝心な母の日にそれらを並べないというのは、いささか花屋の矜持に欠けることです
すでに仕入れ的には損益分岐点などとうに超えてるワケですから、いつもに増して品質に対して厳しくならざるをえません
今年はなんとかかんとか、産地さんはじめ市場・仲卸さんにご無理をいって、品質的には絶対に保障できるほどのカーネーションを店頭に並べることができました

蒸し返すようですが、
母の日付近になると国産カーネが暴騰する⇒母の日過ぎれば暴落する という図式は、ボクがこの職業につくずっとずーーーっっと前からあることなんでしょうが、ここ数年来は本当に目に余るものがあります

気持ちはわかる!

わかるんだけどぉぉ。。 いつまで、この負のスパイラル(報復相場)くりかえすの?

輸入のシェアだって、もうあとちょっとで70%到達するでしょ?
「国産」というカテゴリーそのものが、カーネーションについてはニッチ化することでしか生き延びていけないんでしょうか?


冗長になったんで(←いつものことですがw)、次回につづく(・∀・)




 
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