責任者呼べっ!責任者っっ!!「ハァァァァイ( ´∀`)ノ 」

2016.08.20 Saturday

そうとう間があいちゃいましたが前回のつづき

んで、どうする?カーネーション というくだりですが、
なにもカーネーションだけに問題があるワケじゃない
それら、国産花き流通に携わる、種苗供給元から、お客様に直接相対する我々小売りにも、漫然と問題があるのです

今回はその問題について、個人的意見として ですがいろいろ詳らかにしていきたいと思います

これまではね、流通と一口にいっても、他業種にもあることかもしれませんが、一次流通(種苗元>生産者)、二次流通(生産者>市場・仲卸)、三次流通(市場・仲卸>小売り(量販・専門))といった具合にざっくり区分けされておりました
ほんのつい10年弱前までは、この一〜三までの間にそれはそれは發△△△△△な匹ありました
最初にぶつかる問題はまずココ

透明性を欠くとか、そういった感じではないにしろ、
なんせコミュニケーションぽいアプローチは、双方向ゼロ いや、むしろご法度
よしんば顔を合わせる機会に恵まれても、お互いを知らなさすぎて、何を話したらいいのかわからない
これが今から十数年前の状況

 

ところが、通信の発達はこの壁を簡単に壊しました

いや、言い方を変えれば、この程度の発達で簡単に壊れてしまうくらい、脆弱な壁だったのかもしれません

 

壊れてからはどうでしょう?

 

互いの状況を「知る」という点では、業界的にルネッサンスといっていいほどの出来事だったワケですが、

今度はべしゃりの上手な、特定・ごく一部の産地さんが目立つという状況が発生しました

これ自体はけして悪いことじゃない

いいものであれば、栽培の現場から市場流通を通して、思い入れたぁぁぁっぷりの花が店頭に並ぶ

ストーリー性という言い方がよくされますが、実際、市井の小売りとしてこの手のコンテンツはないよりあった方がいいに決まってます

 

そこでまた壁

 

産地さんは当然耕地面積に限りがあるワケですし、品目だって限られる

使い手としては、「この人のあの品種が使ってみたいのになぁ。。」などといった欲が当然もちあがります

また、産地さんはどの産地さんも概ね【定宿】としている市場があります

いくらweb上で、この産地さんの商品がほしい!と思っても願っても、たやすく仕入れられるとは限らない

どうも花き業界、特に小売りの側には「あの人のアレがとにかくいいみたいだから、自分も使ってみたい」っていう右向け右的な迎合感がもっすごい強いようです

我慢できずに、産地から出荷されてから、中二日三日とかかってもいいからと、そういった箔のついた商品を仕入れちゃう

 

それって当然リスクを伴います

 

んでもって時は流れて今八月です(笑)

八月と言えばお盆 関東エリアは七月だよって声も聞こえてきますが、日本でお盆といやー八月なんですっ

 

フタあけてみたら、まー今年も大混乱

去年は小菊が大インフレに陥り、リンドウも裾物中心に大前進もあって大ショート

こんな年あるんだ。。とあらためて神仏需要の物日の難しさを再認識した翌年にあたる今年、ちょっと記憶にないくらいの大凶作(汗)

白輪菊も、輸入品の確保に不備が発生したため、大口が予対分を国産品に切り替えたことから世紀の大逼迫(笑)

 

もうね、慣れっこになったっちゃなりましたが、物日=書入れ時 なんて構図は、本当に遙かかなたへいってしまいました

 

花ってそもそも、こういった書入れ時じゃないと売れないもんなんですかね?

どっかの団体がそればーっかし次から次へと創出して『みんなで盛り上げよう!』ってやってらっしゃいますけど、まそれはなにかの機会でお話させてもらうことにします(めっちゃめちゃ言いたいことがある)

 

さて、この書入れ時

商売が繁忙となると、帳簿に筆を入れる機会が増えることから、儲け時を意味する言い回しで使われております

これ今年もお客さんから「花屋さん、書入れ時だねぇ」と言われて思い出したことが。。

 

そうだ、今年はこれにしよう。。(謎)


 

嵐の海に船を出すことばかりが勇気ではない

2016.05.20 Friday

少し間の空いた話題ですが、今年の母の日も無事に終了しました

今年は8日が母の日という、GWとほぼ直結した空前の前倒し物日となり、まさしく母の日マラソンみたいな年回りとなりました

例年、当店の母の日は切花7割・鉢花3割みたいな割合で母の日商戦をむかえますが、GW前半でお買い求めされるお客様は、きっと母の日当日も間違いなくキレイであろう、鉢物をお買い上げいただけるのでは?という皮算用のもと、鉢の比率を1割あげて6:4体制で臨みました

ま、ふたあけてみたら。。 結果的にはほぼ例年通り(早かろうがなんだろうが、ウチにお見えになるお客さまはやっぱし切花をお買い上げになるw)でした(笑)

えー、さて

「切り花に特化したお花屋さん」を謳う当店は例年、母の日ともなると事実上のカーネーション祭りとも表現できるくらいの、多種多様な品種数を店頭展開しておりました
毎年、概ね50〜60品種強くらい

で、今年

それ止めました(´・ω・`)

理由は下記の通り

‐綵劼砲△襪箸り、鉢の需要の方が高いのでは?ということ

⊂材(カーネーション)の高騰

と、大まかにはこの二点

それと、大きな試みとしては、これまでは地元の産地さん(愛知県産)のものをメインに扱っていたのですが、
予対品(事前予約買付品)を除き、入荷産地を大変更しました

理由は下記の通り

々發

△發辰箸いせ挫呂棒擇蠡悗┐

と、こんな感じです

それ以外の汎用商材はすべてコロンビア産

毎年、輸入カーネを引っ張るにあたって不安なのは品質(特にインロール(花弁が内側に巻き込んで萎んでいく症状)や葉・茎枯 等)なわけですが、ここ数年来、ロジスティックの充実や栽培現地でのスキル向上もあり、品種にもよりますが、ほぼ国産のそこそこのものとそん色はなくなったと思います
むしろ「こっちの方が。。」という場合もちらほら

いずれにしろ、
なぜこのような決断に至ったかというと、相当根深い軋轢がありまして

コスパという言葉があります
コストパフォーマンス
いわゆる値打ち感というやつです

安けりゃいいとか、そういう事ではなく(名古屋の人間はよく「お値打ち」を使いますが、たいがい「廉価良品」特に「廉価」であることに美徳を求める傾向があります)、かかったコストにみあった出来栄えであるかどうか?という部分を大切にしました
カーネーション産地さんにとっては、そりゃ年に一度のお祭り騒ぎになるわけですから、普段はとってもいいものを作ってらっしゃる方でも、多少なりはいつもどおりの品質に満たないことがある。。というのは、ホントはイヤですが理解できなくもありません
なにが不満かって、普段より品質が少しばかり下がってるのに、仕入れ値が倍化することです
つまり、価値と価格のつり合いがぶっ壊れてるんです

花はお野菜とかと一緒で、価格も天候や需要によって乱高下します
でもそれを店頭価格に正直に反映しすぎちゃったらどうなっちゃうでしょ?
コストだけを追うなら、仕入れは輸入品一択になります
でもでも、やはり国産のいい商品を知っており、なおかつ、普段はそれを店頭にならべているのに、肝心な母の日にそれらを並べないというのは、いささか花屋の矜持に欠けることです
すでに仕入れ的には損益分岐点などとうに超えてるワケですから、いつもに増して品質に対して厳しくならざるをえません
今年はなんとかかんとか、産地さんはじめ市場・仲卸さんにご無理をいって、品質的には絶対に保障できるほどのカーネーションを店頭に並べることができました

蒸し返すようですが、
母の日付近になると国産カーネが暴騰する⇒母の日過ぎれば暴落する という図式は、ボクがこの職業につくずっとずーーーっっと前からあることなんでしょうが、ここ数年来は本当に目に余るものがあります

気持ちはわかる!

わかるんだけどぉぉ。。 いつまで、この負のスパイラル(報復相場)くりかえすの?

輸入のシェアだって、もうあとちょっとで70%到達するでしょ?
「国産」というカテゴリーそのものが、カーネーションについてはニッチ化することでしか生き延びていけないんでしょうか?


冗長になったんで(←いつものことですがw)、次回につづく(・∀・)




 

ご年配の思い出補正って、けっこうな確率でブレンビーを凌駕する

2016.02.09 Tuesday



毎週火曜日の朝、
ボクは倅の通う小学校へ、ボランティアでお花を届けています
いわゆる『花育』というやつなんですが、続けているうちに発生する新たな問題や、「へー、なるほど。。!」と思わず声を上げたくなるような、発見もあったりします

そもそもの話をしだすと、筆者悪癖である冗長な感じになっちゃいますんで頑張って端折りますが、
ボクが自分が実施している花育の骨子はこうです

・生花を教室に耐えず飾ることによって、花のある生活に親しみをおぼえてほしい 

・命あるものは、いつかはなくなる(死んでしまう・枯れてしまう)ことを学び、命のあるうちに命のあるものを大切にする心を養いたい

・花にまつわるエピソードを児童と教諭(子供と大人)が共有することによって、コミュニケーションをさらに深めるようにしたい

他にもいろいろとあるんですが、大まかにはこの三本柱です

去年の二学期から始まり、今学期も順調に活動ができておりますが、それもこれも趣旨に賛同いただいた産地さんや、活動に理解を示していただいた学校関係者のみなさまのおかげです 本当にありがとうございますm(__)m

ご協力いただいております関係者のみなさまには、細かくはありませんがいずれ年間でまとめたレポートをお渡しさせていただきたいと考えております
こちらは今しばらく、お待ち願いますm(__)m


さてさて、そんな折

去年の10月から顕著になった異常気象
特に11月・12月の記録的な高温は記憶に新しく、また年明けの手のひら返しのような低温は切花流通にちょっとした暗い影を落としています
本来なら、今の時期にあってもらわなきゃこまる花材や、今時期ならでは みたいな花々がどうも少なくなっているような気がしてなりません
いや、実際問題、
前述の高温からなる大前進(前倒しで畑やハウスで花が咲いちゃうこと)や、低温時に慢性的に発生する日照不足だけで、こんなにも花が減るもんなんだろうか?と思っちゃう

他にも理由ってあるよな?といろいろ思いを巡らせると、真っ先につきあたるのが作り手の減少です
そう、肝心のお花を作ってくれる人間そのものが減っちゃってる((( ;゚Д゚)))

国内で栽培量が増えないんだったら輸入すりゃいーぢゃんw と思われるかもしれませんが、
いやいやいやいやいや、それじゃ立ち行かない問題もあるんです

最たる例を活け花の世界に見ることができます
お流派によって、求められる姿や形も違うことでしょうけど、基本的な流儀みたいなものはほぼ似たようなプラットホーム上にあると思います(芯・副え・体 とかね FDだったら点・線・面)

当然のことながら、これらは形を作る ということと、植生を重んじる(特に季節)という二つのアプローチを併せ持つことから、
花の大きさだとか枝ぶりや向き等々、それはそれはいずれの先生方もきびしく吟味されます

ところがここ数年来、こうした需要に沿った花材がなかなか手に入りづらくなってきました
理由は簡単  作る人がいなくなっちゃったからです
うまいこと代替わりして、二代目・三代目さんが就農しているケースもいっぱいありますが、問題はご自身が栽培されてる花木の商圏がどこにあって、どういったものを求められているか?ということに頓着されていないことです

付いていてほしい脇枝がわざわざ掃っちゃってあったり、輸送の兼合い上なんでしょうね、寸足らずだったり。。
昭和の生産者さんとかですと、みなさん概ね活け花をたしなんでらした方が多かったような気がします
なので、お稽古屋さんにとっては大変都合のいい商材がいっぱいあったわけです

そうこうしてる間に、作り手側が「オレなんでこんなもん作ってんだろ?」と思い出す(気づいてしまう)ことも怖い(苦笑)

時代の流れにあって、なにからなにまで後世に残すなんてことはきっと無理でしょう

いま当たり前のようにある、百合やバラやカーネーションやガーベラや菊(マム)も、ひょっとしたら近い将来、なかなかお目にかかれなくなってしまう時代。。なんてものも本当にくるかもしれない

公園や校庭にはあるかもしれないけど、花屋に並ぶことがなくなる花や木はきっと今後どんどん増えていくかもしれません

それ考えると、ボクのやってる花育っていうのは、彼らが大人になってから
いま書いたことがもし現実になってしまったら
「父さん(母さんでもよし)が子供の頃なぁ、こうこうこういう花があってな 云々」みたいなやり取りがあるかもしれない

そういった事象が発生した時のための思い出作り
プロである自分にとっては子供たちと育む備忘録 こういった意味合いも含めてるのかもしれません


そうして、ボクは
明日も教室にお花を届けます