心意気

2011.05.04 Wednesday

 先日来ご登場いただいている、花Qピットちゃんの喝のおかげかご利益があってか、ここへきて母の日の受注・発注ともに動きが活発になってきました

正統派でならす当店ですが(謎)、今年は【香りの母の日】として視覚だけでなく嗅覚についてもお母さんの記憶にしっかり残る母の日ギフトを展開しております

明日からは店頭販売分の準備にいよいよかかれそうなので、徐々に。。ですがテンションは確実に上がってきております


一昨年・昨年 と、Qの発注実績が右肩下がりだったため(不可抗力)、今年も不安定要素に翻弄されさらに底打つんじゃねーべか?と思っておりましたが、ここへきてドカっと

ドカっ  といっても、ウチみたいな田舎の花屋ですとそんな派手な数字でもないんですけどね(笑)


そんな中、また母の日需要のお客様がご来店されました

これがけっこう花屋泣かせのオーダー内容でして、詳細はあげられませんがやってやれないことはないにしろ、お客様のご要望を先方の花屋さんにどうお伝えするか?でかなり頭を悩ませました

しっかりご依頼主さまとはオーダーカウンセリングをさせていただきましたが、これを受ける立場になって考えてみると、もっと情報ちょうだい〜 と叫びたくなるくらい難しい

なんでも昨年は他団体(どこかは知らない)で手配したそうなんですが、さすがにちょっと首をかしげたくなるような物が届き、正直今年は花以外のものをご勘案なさったそうです
しかし、貰い受ける方がお花の大好きな方ということで、再度アプローチを変えてご来店されたとのこと

数ある選択肢の中からQを選んでいただいた事に深く感謝し、そこまで正直にあらましをお話しいただくと最初っからQにしてくれりゃそんな事にならなかったのに。。と思う事もなく、とにかくひたすらよりいい商品が届くよう打ち合わせをさせていただきました

関東某県への発注だったんですが、エリアで該当する配達点が8件
うち、同区内が6件
さーここからどこへ頼んだらいいんだろ?
これがY市やK市だったら各兄さん方に電話して情報をいただくところなんですが、ただでさえ慌ただしいこのタイミングですからさすがにそこまでの不躾は許されない

かなり悩んだ末に、えいっココ!!と思い、お電話してみましたところ、
非常に喝絶の良い、はつらつとした発声をされる方がお出になりました
上段のくだりをご説明し、引き受けていただけるか否かをお伺いしたところ、


「おまかせ下さい。 腕がなります( ̄ー+ ̄) 」  と。。


コレにはかなりジーンときましたね

結果は母の日当日にならないとわかりません
お客様の評価の大部分は商品でもってご判断されます

しかし、ボクはきっとこのお店なら素晴らしい商品をお届けいただけると信じています
いや、確信しています


ちょっとしたことでなんとなく励みになる

そんな事に多少敏感になっているのは、これまた多少なりに緊張感が高まっている証拠なのかもしれません


やったるわいっ っちゅー心境(笑)

あぁ。。遠い。。

2011.04.26 Tuesday

110422_1556~010001.jpg去年だったっけか? 愛車C4を駆って奥三河山中某所まで活けこみに行った際の画像がこんな感じだったかもしれません

そう、また出張活けこみでして


現場は。。

やっぱり。。



奥三河。。。 ( ;´Д`)



いやいや、奥三河キライというわけじゃないんです
むしろ好き♪

問題は、これが仕事じゃなかったらどんだけ心が弾むだろうな〜といった部分
いやいやいや、贅沢は言えません
ありがたいことです(反省)


今回のお仕事はお取引いただいてる工務店さん渾身の一撃であります、築130年におよぶ古民家のリノベーション展示発表会

かの地は徳川松平家の本祥にあたる土地でして、元々の在の方のお家となるとどこも立派な佇まいだったりします

今回の物件は工務店さんが賞レースに出品されるということもあって、いつもより気合が入る。。はずだったんですが。。

これが。。
なんつうか、分かっちゃいたんですが遠いのなんのって ヽ(;´Д`)ノ


普通であればコレに向けて準備なり段取りなり踏むんですけど、なにせ今回オファーをいただいたのが本番2日前 ( ゚д゚ ;)
当然先の御予約が入っており、いったい何時になったら出発できるんだろ?と思いつつちょこっとイライラしながら時計をみたら既に時計は16:00を既にまわっているし。。

途中、ちょっとしたトラブルがいろいろとありましたが、なんとかして活けこみ終了
時計を見たら。。
驚愕の22:00オーバー。。(´・∀・`)

こっから帰りの道中さらに1時間
店に戻り持ち帰りの荷物を降ろしてから。。となると、自宅へ帰れるのっていったい何時なん?と思いつつ、仕事というものは商いであり修行であり云々。。と自分に言い聞かせ帰路につきました


それにしても今の時期って家に花を飾るには最高の季節かもしれません

切り花全般、品質は高めですし、気温は寒暖の差は激しいですが日保ちやメンテナンスの点でも楽ちんだったり

こうしてまだ人の温度が入り込んでいない住宅に花を活けさせていただく度に思うことですが、
花がそこにあるのかないのか だけでもまったく住環境の性格はその表情をガラっと変容させます


こんな時期だからこそ。。

もう、耳にタコができるくらいの口上ですが、自然にそれを感じてらっしゃる方はお店に脚を運んでいただいております
そうでない方?(笑)
この機会にぜひ
お家に一輪!
まずは手っ取り早く、母の日に。。! ぜひ!!


110422_2203~010001.jpg 画像は今回の活けこみをちょこっとだけ(恥)


立てば芍薬、座れば牡丹 歩く姿は百合のよう
(※歩く姿は百合の花 とも言います)

本当は山百合とか乙女百合みたいなシュっとしたしなやかで踊りや風情のある百合が使いたかったんですが、今年って百合が遅れてます

ま、百合はともかくとして、
牡丹にしろ芍薬にしろ、基本的には一年に限られた時期にしか出回らない花材

こういう時こそなんかそういう冗談めいたものを活けたりしたいよねーなんて軽いノリですがねハイ(自省)


しかし画像でみるとちょいひどいですね(汗)

もーちょい葉っぱ間引かないと毛深くってイカンですな(自省2)

さっきクライアント工務店さんから電話があって、撮影のため引き上げを一日延ばしてというご要望

往復2時間の旅がまた待っている。。

じゅんちゃん2

2011.04.16 Saturday

 先だってご紹介いたしました、初めてのおつかいメインキャストじゅんちゃん

彼が今度は弟のりんちゃんを連れ立って颯爽と登場(笑)


これがまた、94年アメリカW杯でのブラジル代表の登場のように兄弟手をつないで蟹歩き(横向き)に登場したからまー可愛いのなんのって ( ・´ー・`)プッ


ここで少しおさらいと追記情報としまして、じゅんちゃんは当店のお客様のご長男にてこの春年長さん
今回おにいちゃんと二人きりでのお使いデビューの弟りんちゃんはこの春から年少さん
ということは愚息と同級生


二人ともずーっとちっちゃい頃から、特にりんちゃんは赤ん坊の頃から馴染みがあるので感慨も一入です(笑)

兄弟でケンカになっちゃいけないので、それぞれのオーダーをお伺いします
※内容については前記事参照

じゅんちゃんは二回目とあって、花選びにも余裕しゃくしゃく
りんちゃんは逆に慎重に「これはなんですか?」ときいてくれます

じゅんちゃんのチョイスは今回はピンクのSPカーネ(チェリーテッシノ)
どうも彼はカーネーションが好きらしい 店内でも子供の目線に届きやすいところに陳列してるのも原因だと思われるが、そうでなくても彼はたいがいカーネーションをチョイスします

かわってりんちゃんは矢継ぎ早に名前の質問をくれます
しかしこれは難しいぞ?りんちゃん、言えるかな?

く 「これはね、クラスペディアゴールドスティック(ゴールデンでもOK)って言うんだよ」
り 「スチック?」
く 「そうそう、スティックね、す・てぃ・っ・く」
り 「ふーん」

ちょっと遅れたタイミングでじゅんちゃんが、「くら。。くらす。。くらっ。。く〜ら。。」

どうやら兄としての威厳を見せつけようと、スラっと言って見せたかったらしいが。。残念(笑)

く 「いや、これは大人でも難しいから今度またゆっくり教えてあげようね わかんなかったらゴールドで丸いから『キンタマ』って言えばいいよ (・∀・)ニヤニヤ」
り 「キンタマ。。」
じ 「きんたま。。」
く 「そう、金玉♪」

あぁ、オレって人間失格 (´>∀<`)ゝ と思いつつ、当の二人はまんざらでもないような感じでニヤニヤしていました(笑)

しかしアレですわ
SPカーネとクラスペディアメインで、どうやって御供の花束作りましょうねぇ?(汗)

そうこうしてる内に今回はお母さん登場

二人がチョイスした取り合わせを説明したところ、ほ〜〜 といった感じ
ボクは見逃しません 一瞬引きつった表情。。
でも口出しはNG なんとかまとめてみせるのもプロの甲斐性です
はい、なんとかしました




手前 りんちゃん
奥 じゅんちゃん

お母さんの許可を得て晴れてご登場♪

またのご来店、心よりお待ちしております m(__)m

被災地からのメール

2011.04.10 Sunday

 今回の震災では大変多くの方々が被災されました その中には友人・日ごろ仲良くしている同業者も含まれ、それぞれ本当に大変なご苦労をともないつつも、各々が復興にむけ前へ進みはじめてらっしゃいます

被災者の中には当店のお客様も含まれており、被害は実際に物理的なものだけでなく、精神的な部分にも及んでいらっしゃいます

そういう時だからこそ「花を!」と思いつつも、当のボク本人が震災直後はなんていうか妙な違和感をぬぐい切れず、それこそ忸怩とした思いを引きずっていたワケですが、それじゃ成らん と気持ちを切り替えて紛らすために仕事に没頭するのではなく、自分の仕事はすべからず意味のある事だと再認識(再発見?)しながら今出来る毎日を過ごしています

ただ、年度末年度初めの繁忙はたしかに在り、花図巻へのアップの遅停や入荷情報のアップが滞ってしまっています
楽しみにされてるお客様には大変ご迷惑をおかけしておりますが、今しばらくお待ちいただきます<(_ _)>



さて、この入荷情報なんですが、
さすがになんもナシという事は商売上もあまり芳しい事ではありません

そこで入荷情報メールマガジンにご登録いただいてるお客様だけにでも、せめてご案内させていただこうと、文字情報だけとなりましたが二度ほど情報リリースをさせていただきました

幸いお客様からも順調にご注文をいただき、なかには「待ってました!」というお声も頂戴したり。。
なんていうか、自分の仕事が必要とされているんだ と思える事を沢山感じることができ、平和ってこんなに嬉しいんだ、当たり前に仕事ができている事ってこんなに楽しいんだ などと掛替えのない普通を噛みしめます


そんな中、ちょっと一通のメールには思わず「( ̄ェ ̄;) エッ?」と思いました

勿論お客様からのご注文メールなんですが、その方は今回の震災において、幸いご家族の皆さんは怪我なくご無事であられたのですが、家屋が相当な被害をうけ、電気は比較的早く復旧したものの、つい最近まで断水が続いていたという大変過酷な生活を送られてらっしゃいました

実はこちらのお客様は通販だけという顔の見えない取引というのも味気ない とおっしゃり、先月末くらいに空路当店へご来店される予定でした

メールのやり取りの中で、くれぐれもご無理のないようになさっていただきたいと申し上げたところ、
『よっぽどの事がない限りお邪魔させていただきます』というお返事をいただいておりました

その時ボクには、その『よっぽどの事』というのがどういった事か なんてのはまったくコレっぽっちも想像もせず、ご来店は実現する方向に100%傾いていました
いや、ボクだけじゃなかった筈
そのお客様だってそうだったに違いありません

しかし、本当に残念なことにその よっぽどの事 いや、それ以上の出来事が実際に起きてしまったのです。。

震災後ほどなくしてお客様より、今回の訪問はキャンセルという旨のメールをいただきました

当たり前といえば当たり前なんですが、なんだか空虚感というか自分自身もなにか喪失したような気分をおぼえました

そして今回のメールです

お忙しいかも知れずとも、これはもうと思いお電話さしあげたところ、思いのほか張りのあるお声でした
ただやっぱり、家屋がままならない状況下にあって悠長に花なんか買っちゃっててご家族のご理解とか心情とかが気になって仕方ありません

しかしそれも外野の単純な杞憂であり、むしろ家族そろって花好きである事をあらためてお話しいただき、逆にボクの方が気恥しくなりました


普段ボクはお客様にお買上げいただいた商品に際し、切り花をお買上げいただいた場合にオマケとしてお買上げいただいた品種でお買上げ以外でボク個人がオススメする商品をくっつけることがあります
よーし、今回はそのオマケをお見舞いとしてガシっと拠出しようと思い、お客様だけでなく仲良くされてらっしゃる近隣の方へも多少まわるくらいの量のお花を同梱しました


結構最近まで関東・東北方面の配送は、受け付けてはくれるけど日にち・時間の指定ができず、生モノである商品の性質上、無事に到着するか心配でしたが、配送状況をトレースしたところ無事に到着していた模様
しかもどこよりも早く(笑)


こういうのはホントにシビレます

今回の震災がもたらしたあらゆる問題の受け止め方って被災地が広範囲にわたる事もあって、各々の性格だけじゃなくそれこそ千差万別だったりします

物理的な実害のなかった当地においても、その爪痕は目に見えないカタチで浸食しています

それらを払拭するにはもう、、、



実はここ数年来あたためてきた構想がありまして

今年は当店開業50周年の年周りにあたるわけですが、こうした出来事も因果かもしれませんし、本当にただの偶然かもしれません

しかし、こういうご時世だからこそ、
その構想を実現させるタイミングなのかもしれない いや、やるべきだ
そう決心いたしました


ヒントは神奈川、宮城野区
あるいは札幌?旭川?岩沼?大和郡山?
「イヤーーー!!! ε=ε=εε=ε=ε=( ┯_┯)」と言われればそれまでなんすけどね(汗)



今、花に求められているのは癒しだけではなく、慰め でもあり、希望でもあるのです

じゅんちゃん

2011.04.07 Thursday

 先日ご来店されたお客様には久々に心が弾みました

昼過ぎにいつものweb仕入れのためパソコンに向かっていたら、スタッフから「社長、お客さんが。。えーと、そのぉ。。お客さんが。。わかります?」と

なんて要領を得てないんだ?と呆れながらどなた様?と店前を覗くとそこにはちっちゃな男の子が

『おー、じゅんちゃんいらっしゃい〜』

じゅんちゃんはいつもお母さんに連れられて来店する年中さん
幼稚園に上がるようになってからは、弟ちゃん(名前失念。。)とお母さんが一緒に来店される事が多かったんですが、久々に来店してくれたと思ったら今日は彼一人だけ
すなわちコレは、初めてのおつかい であるわけでして(・∀・)ニヤニヤ


『なん?、じゅんちゃん今日は一人なの?』

「うん、ひとり」 そして隣接するスーパーを指さして、
「ママはあっち」 


ほう、と思い駐車場の方へ眼をやると、運転席からオペラグラスでコチラを除きこむご婦人発見(爆)

普段はたいがい親子で連れだって、夭逝されたお姉ちゃんのお供えをお求めにいらっしゃいます
したがって買い物の手順はしっかり分かっており、花を選ぶ目線も大人のそれに近いものがあります


「そっか、じゃ今日はどれメインで作ろうかね?」

じゅんちゃん、( ̄ヘ ̄)ウーン と眉間にしわを作りながら花々を見やるとすぐに、
『これ!!』

ご指定はゴーレムという赤紫のかなり大人めなスタンダードのカーネーション

『じゅんちゃん、これ(ゴーレム)もいいんだけどさ、ちょっと大人っぽすぎない?おねえちゃんもっと可愛いのが好きと違うかな?』

「いい!これで大丈夫 これで可愛くして♪」

むちゃ振りでしょそれ (T▽T)

しかし折角こちらから促した思案に不平の一つもあげずにチョイスしてくれたわけですから、おっちゃん腕によりをかけて制作します

「こんな感じ どう?」

『うん、いーよ』

そしてさらに、『まーまー、いーよ♪』


( ̄□ ̄;)。。。



子供のポッケにすんなり入るように、これでもかと言うくらい小さく折りたたまれた1000円札を渡してくれました


「いい?じゅんちゃん お水入ってるから逆さしちゃダメだからね?」

『うん、わかった ありがと』


こうして彼の初めてのおつかいは無事終わりました。。。

いや、ウチのようじょうをご存じの方ならお気づきでしょうが、旧国道とはいえ店の前は歩道の無い自動車道なので、彼が道路に飛び出したりはみ出したりして歩かないように、そ〜っと影から彼がちゃんと車までたどり着くのを見届けました

5歳の背中は妙に自慢げで大きく見えました


じゅんちゃん、またおいでね

ただし次に赤紫を選んだら、おっちゃん全力で阻止すっからね

最近みょうにささくれだってた心のひだに、ふわっと柔らかくなにか温かいものを感じた、そんなある日の午後の出来ごと。。